就業規則・社内規程の作成、退職金制度の見直し、給与計算 倉地社会保険労務士事務所(福岡市南区)


年金記録漏れに気付かず回答か、「特別便」見直し論も


政府が年金の記録漏れの可能性が極めて高い約48万人に送付した、年金の加入履歴を記載した「ねんきん特別便」に対し、約2万人しか訂正を申し出ていないことに厚生労働省はショックを受けている。

回答した約16万人の約85%に当たる約14万人が「訂正がない」と答えており、政府が該当者不明の約5000万件の年金記録の統合作業の切り札として導入した特別便は今後、内容の大幅な見直しを迫られそうだ。

社会保険庁によると、昨年12月中に特別便を送付した約48万人の大半は、コンピューター上の名寄せにより、該当者不明の約5000万件の年金記録の中から「氏名」「生年月日」「性別」が一致する記録が見つかった人で、該当者不明だった記録の持ち主とみてほぼ間違いないという。

にもかかわらず記録訂正の申し出が少ない原因として、特別便が、具体的にどのような記録が見つかったかをあえて通知していないことが考えられる。社保庁は、通知しない理由を「見つかった記録が実は同姓同名の別人のもので、本人になりすまして年金を不正に受け取るケースを防止するため」と説明してきたが、今後、新たに見つかった記録の内容を何らかの形で示すことを含めて見直しを検討することになりそうだ。



[2008年1月19日]