就業規則・社内規程の作成、退職金制度の見直し、給与計算 倉地社会保険労務士事務所(福岡市南区)


上司の暴言で自殺 初の労災認定


製薬会社の男性社員(当時35歳)が自殺したのは、上司の暴言が原因だとして、妻が国に労災認定を求めた訴訟で、東京地裁は15日、請求を認め、労働基準監督署の労災不認定処分を取り消しました。

パワーハラスメント(地位を利用した嫌がらせ)を原因とした自殺を労災と認めた司法判断は初めてのことです。

判決によると、男性は当時、MR(医薬情報担当者)として勤務。2002年秋以降、上司の男性係長から「
存在が目障りだ。居るだけでみんなが迷惑している。お願いだから消えて。給料泥棒」と厳しい言葉をたびたび浴びせられていました。
男性は、同年末から心身に変調をきたし、2003年3月に自殺しました。
労働基準監督署は、「発言は指導、助言」とし、労災と認めませんでした。

今回の判決では、係長の発言について、「
キャリアばかりか人格や存在を否定するもので、嫌悪の感情も認められる」と指摘し、遺書に記されていたことも踏まえ、係長の発言で男性がうつ病を発症したと認定しました。



[2007年10月16日]